富嶽三十六景Thirty-six Views of Mt. Fujiの中の代表作である神奈川沖浪裏The Great Waveと凱風快晴Red Fujiのほか、出身地の墨田区や一時期を過ごした長野県小布施での暮らしなど、葛飾北斎について学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
ここ数日取り上げた「クリスマス」に関わるキリスト教は、16世紀に欧州から日本へと影響を与えるものでした。
逆に、日本から欧州に影響を与えた、という点で有名なのが今日取り上げる葛飾北斎でしょうか。
フランスで最も有名な日本人は?といったテレビ番組であったとき、上位になっていたのが葛飾北斎(Hokusai)で驚いた記憶があります。
フランスの人と話をするときは葛飾北斎で盛り上がれるかもしれません。ちなみにオンライン英会話(レアジョブ英会話)ではまだ葛飾北斎について教えて欲しいという人には会ったことがありません・・・。
今日は、葛飾北斎の富嶽三十六景についての英語や、出身地やゆかりの地について学んでいきます。
今日の写真と地図
↓右が葛飾北斎。84歳の設定!?。「すみだ北斎美術館」(東京都墨田区)の展示です。
↓東京都内の名所についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①富嶽三十六景は英語で何と?神奈川沖浪裏は?赤富士は?
「富嶽三十六景」は、"Thirty-six Views of Mt. Fuji"。
1867年のパリ万博international exposition (world exposition)で紹介され、モネやエドガーに影響を与えたそうです。
「富嶽三十六景」の代表作は「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」。そのまま翻訳するとUnder the Wave off Kanagawa。でもThe Great Waveで海外では広まっているようです。
もう一つの代表作「凱風快晴」は赤富士Red Fujiと呼ばれています。
驚きは、北斎が「富嶽三十六景」を描いたのは71歳から74歳だということです!
↓パリ万博についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓日本のことを説明するのに役立つ英単語一覧はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓英単語をアウトプットするにはオンライン英会話(レアジョブ)。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓The Art Assignmentというチャネル。「神奈川沖浪裏」の紹介など。3:03~パリ万博(1867年)。
Better Know the Great Wave | The Art Assignment | PBS Digital Studios
↓「富嶽三十六景」のその他有名作品「凱風快晴(がいふうかいせい)」。「赤富士」とも呼ばれる。
②北斎と東京都墨田区との関係
北斎は墨田の出身。
でも、1ヶ所ではありません。
墨田の中を中心に90回以上!引っ越ししていたそうです。
https://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/2148
↑「すみだ北斎美術館」サイトのキッズ北斎のページ。北斎の概要が分かります。
③北斎と長野県小布施(おぶせ)との関係
北斎は80代で何回か長野県の小布施に滞在していたそう。
小布施にある「岩松院(がんしょういん)」では、北斎が88歳から89歳にかけて描いた天井画が見れます。下のお寺の公式HPのトップに出てくる絵です(写真は撮れません)。
また、小布施には北斎の作品などを展示している「北斎館」もあります。
↓小布施(おぶせ)と言えば栗と北斎
↓小布施の栗(三大栗)についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓「-」ボタン2回で小布施駅、5~6回で長野駅との位置関係が分かります。
↓「北斎館」の公式HP
↓個人的に富嶽三十六景で記憶にあるのがこの絵「尾州不二見原(びしゅうふじみがはら)」。現在の名古屋市らしいです。「北斎館」の展示物。
3.コメントと参考英語動画
70過ぎて、代表作を描くのも凄いですし、80過ぎて、東京と小布施を何回も往復したのに驚きです。
↓意外と近い!?「すみだ北斎美術館」(東京都墨田区)から「岩松院」(長野県上高井戸郡小布施町)までの距離。
↓映画「HOKUSAI」のOfficial Trailer。
↓映画「HOKUSAI」特別番組
4.全国通訳案内士過去試験問題:葛飾北斎関連
歴史2019-07:江戸、東京、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号7)」で「東京都墨田区にあるすみだ北斎美術館の名前」の理解を問う問題が出ていました。
歴史2019-08:江戸、東京、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号8)」で「富嶽三十六景の中の赤富士と呼ばれる作品の正式名称が凱風快晴であること」の理解を問う問題が出ていました。
一般常識2018-19
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号19)」で「富嶽三十六景が葛飾北斎の作品であること」の理解を問う問題が出ていました。
歴史2017-21:江戸、人物
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号21)」で「富嶽三十六景が葛飾北斎の作品であること」の理解を問う問題が出ていました。
地理2017-15:長野県(歴史:人物)
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号15)」で「小布施に葛飾北斎の作品を収蔵する施設があること」の理解を問う問題が出ていました。
↓口述試験対策はこちらから。「富嶽三十六景」や「葛飾北斎」は、観光名所(東京、長野)やお土産(扇子など)のネタとして使えそうです。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓全国通訳案内士の独学情報(参考書等)についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
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