織田信長や豊臣秀吉とも面談していたルイス・フロイスとはどんな人物なのか?彼の代表作『日本史』や『ヨーロッパ文化と日本文化』と一緒に学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
昨日の夜、ふとテレビを見ると、ペリーが江戸幕府高官を接待している様子が流れていました(ペリーも日本について記した著作があるようです。読んだらまたご紹介します!)。
日本の詳細を最初に記した西洋人と言えば?、ということでフロイスを改めて取り上げました。
今日の本:『ヨーロッパ文化と日本文化』
↓買ってしまいました。1時間あれば読めるくらいの分量ですが、面白いネタ満載です。
2.学んだこと
①ルイス・フロイスとは?
イエズス会の宣教師missionary。ザビエルの影響を受け、キリスト教布教のため1563年に来日。織田信長や豊臣秀吉とも面談。1597年に長崎で亡くなる。
↓今週月曜日にも取り上げました!
insearchofjapan.hatenablog.com
↓フロイスをざくっと知るには最適な動画。10:43~で紹介されている「今日の言葉」も、『ヨーロッパ文化と日本文化』に記載されています。この言葉も、うんうん、そうそう、という感じです。また、8:19~に登場するヴァリニャーニ(ノ)は天正遣欧使節を派遣した有名な宣教師です。フロイスとは仲が悪かったようです・・・。
②『日本史』とは?
ルイス・フロイスとセットで知られているのが彼の代表著作『日本史』。イエズス会から、イエズス会の日本での布教活動missionary activityについてまとめるよう指示を受けたのがきっかけだったみたいです。でも実際に刊行されたのは、諸々の事情で20世紀以降になってから・・・。
↓『日本史』という本の存在をきちんと知ったのはちょうど1ヶ月前でした。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓この時に買った本。この『日本史』シリーズは全12巻。織田信長編3巻(本能寺の変含む)、豊臣秀吉編2巻も含まれています。
完訳フロイス日本史〈6〉ザビエル来日と初期の布教活動―大友宗麟篇(1) (中公文庫)
③『ヨーロッパ文化と日本文化』で印象に残った3つの言葉!
たくさんありすぎて絞りこむのnarrow downが難しいですが3つ選んでみました。
『われわれは履物をはいたまま家にはいる。日本ではそれば無礼なことであり、靴は戸口で脱がなければならない。』(ヨーロッパ文化と日本文化)
昔からそうなのですね。日本人からすると靴のまま寝室に入るのは信じられないことです。
『ヨーロッパの子供は青年になってもなお口上一つ伝えることができない。日本の子供は十歳でも、それを伝える判断と思慮において、五十歳にも見られる。』(ヨーロッパ文化と日本文化)
フロイス、何故か子供は大絶賛しています!
『われわれの間では酒を飲んで前後不覚に陥ることは大きな恥辱であり、不名誉である。日本ではそれを誇りとして語り、「殿Tonoはいかがなされた。」と尋ねると、「酔払ったのだ。」と答える。』(ヨーロッパ文化と日本文化)
昔から変わりませんね・・・
ヨーロッパとの違いもさることながら、当時の日本の風習にも驚きです!!ここではとても書けないような内容もあります。
3.コメントと参考動画
1ヶ月前には、フロイス?誰?という感じでしたが、この1ヶ月で3回も学ぶことになりました。すっかり頭に定着しました!
↓この本ですね。 0:45~男性について、4:20~女性について、7:10子供について、8:27~その他。上の3つはピックアップされていません・・やはり興味深いと思う感覚が違うのでしょうか!?今では信じられない当時の日本の風習もいくつか言及されています。
↓日本関係欧文史料プロジェクトの動画(フレデリック・クレインス教授)。明智光秀は16世紀の欧州で有名人だった!?
↓日本関係欧文史料プロジェクトの動画(フレデリック・クレインス教授)。細川ガラシャ。明智光秀の娘。芦田愛菜さんが演じています。
ランキング参加してます↓