すっかり世界的に有名なリゾート地となった「ニセコ」について、その位置、スキー場のこと、人気の理由について学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
毎週水曜日の日経夕刊。Step up Englishという時事ネタを中心とした英日記事コーナーがあります。
今日のテーマは、「スキー場、長引く冬」。近年、海外客を引き付けていたスキーリゾートも、コロナ禍で厳しい状況という内容でした。
その中で、目を引いたのがこの文章。"The resort usually welcomes 80-90% of its guests from abroad, mainly from Hong Kong and Southeast Asian countiries such as Singapore, Thailand, and Indonesia."
なんと、通常8~9割が香港、シンガポール、タイ、インドネシアなど海外からのお客さんだと。
通訳ガイドの試験問題にも出ていましたし、今日は「ニセコ」を学んでみようと思いました。
今日の本:『旅地図 日本』
↓ニセコは行ったことがないのでまずはこの本でチェックです。見て楽しめる旅行本です。地図の上に、主な観光地が写真付きで紹介されています。もちろん「ニセコ」も「羊蹄山」も載っています。
2.学んだこと
①ニセコはどこにある?
北海道の南西部。小樽、札幌、千歳空港、登別などが知られている地名でしょうか。
電車では函館と札幌、旭川を結ぶJR函館線。南から「昆布(こんぶ)駅」「ニセコ駅」「比羅夫(ひらふ)駅」「倶知安(くっちゃん)駅」がニセコの近くにあります。「倶知安駅」には北海道新幹線の駅も出来る予定だそうです。
↓ニセコアンヌプリは山の名前。ヌプリというのがアイヌ語で「山」の意味らしいです。この山頂を中心に4つのスキー場があり、ふもとにホテルや別荘、商業施設などがあります。千歳空港から車で約2時間30分。
②4つのスキー場
ニセコアンヌプリの頂上を中心に4つのスキー場があるようです。
南から、「ニセコアンヌプリ国際スキー場」「ニセコビレッジスキーリゾート」「ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ」「ニセコHANAZONOリゾート」。
4つを合わせた呼び名が「ニセコ・ユナイテッド」。各スキー場はシャトルバスで行き来できるみたいです。
③何が人気の理由?
雪質が最高だと(良質な雪high-quality snow)。パウダースノー(さらさらした粉状の雪powder snow)。夏にはラフティングも楽しめるようです。世界的なスキーリゾートとしても認識されていると。
↓「ニセコ・ユナイテッド」のプロモーションビデオ。時々見える富士山のような山は「羊蹄山ようていざん」(通称:蝦夷えぞ富士)。晴れてる日にこんなところを滑れれば最高ですね!夏も気持ちよさそうです。
↓ロス・フィンドレー氏の名前は、全国通訳案内士試験の問題でも出ていました(下をご参照)。
↓欧米豪のお客さんは1~3週間滞在で割安感も重要。アジアのお客さんは3~4泊で定価OK。後者の方がホテルサイドとしては優先。だからアジアのお客さんの方が増えていると。
↓5つ星のパークハイアットがあるのは、日本では東京、京都、ニセコだけらしいです。リッツカールトンもオープン。
3.コメント
パウダースノー憧れます。滑ってみたいものです。北海道のスキーリゾートでは、ルスツやトマムという名前も聞きます。この機会に位置を覚えることにします。
↓「ルスツ」。留寿都!羊蹄山を挟んでニセコの反対側でしょうか。
↓「トマム」。
4.その他(通訳ガイド試験問題)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号1)」で、「ニセコ」についての理解を問う問題が出ていました。ロス・フィンドレー氏の名前が出ています。ルスツ、トマムも選択肢として登場。
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