「湯島天神」「亀戸天神社」と並ぶ江戸三大天神の一つ。太田道灌創建の神社です。その由来のほか、天神様お決まりの梅と牛についても学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
今月のテーマは「梅の花」。天神(てんじん)さま関連の神社を取り上げています。
今回は東京都千代田区にある江戸三大天神の一つ「平河天満宮」について、太田道灌と皇居との関係などを学んでいきます。
今日の写真と地図
↓「平河天満宮」の鳥居
↓東京都千代田区平河町(ひらかわちょう)。最寄駅は地下鉄半蔵門線「半蔵門」駅です。
↓東京都内の梅の名所はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓東京の神社に行くときの必携本。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①平河天満宮とは?
ご祭神は、菅原道真公(学問の神様)、徳川家康公、誉田別命。誉田別命?、初めて聞きました。ほんだわけのみこと、と呼ぶらしいです。応神天皇(おうじんてんのう)と同一人物。応神天皇は八幡神社のご祭神。
平河天満宮は、江戸城(平河江戸城)を最初に築城した太田道灌が1478年に城内に建立。その際に植えた梅が今の皇居(皇居東御苑)の梅林とのこと。その後、徳川家康入城に伴い、平川門外へ。秀忠公の時代に、この地に移り、地名も平河町となったとか。
↓案内板(平河天満宮由緒)
↓昨日取り上げました!「皇居東御苑」の梅林坂。その梅は、もともと太田道灌が植えたものだそうです。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓平河天満宮のHP。歴史について。
②梅の花について
天神さまですので、当然、境内には梅の木があります。梅の実が二つ合わさって実る「縁結びの梅」が有名らしいです。
↓本殿近くの梅の花
↓「縁結びの梅」
③撫で牛について
天神さまですので、当然、境内には「撫で牛」もあります。ここでは「石牛」ともされていました。
↓境内には「撫で牛」が5体もありました!右側2体、左側3体。
↓一番古い「石牛」。
3.コメントと参考英語動画
そして、江戸三大天神は「湯島天神」「亀戸天神社」「平河天満宮」。
江戸三大天神というのは今回初めて知りました。
両方の三大天神、残すのは「亀戸天神社」のみです!
↓カナダ人で福岡県に住むミカエラさんのチャネル「Micaelaミカエラ」。太宰府天満宮の紹介。
↓ミカエラさんの動画はこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓福岡県についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
4.全国通訳案内士試験問題:菅原道真関連
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「福岡県に菅原道真公を祀った神社である太宰府天満宮があること」の理解を問う問題が出ていました。
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号30~32)」で、「菅原道真の建議で遣唐使が廃止されたこと」「多くの天満宮・天神社の神紋になっている花木が梅であること」「全国の天満宮・天神社の総本社が、大宰府天満宮(福岡県)と北野天満宮(京都府)であること」の理解を問う問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「894年に菅原道真の建議で遣唐使が廃止され、その後国風文化が生まれたことを背景に、国風文化の時代の文学作品」を問う問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号31)」で、「天満宮、天神様、菅原道真、太宰府天満宮の関係」についての理解が必要な問題が出ていました。
ランキング参加してます↓
5.ブログ内リンク(トップページ含む)