聖火リレー24番目は島根県。島根県のアンテナショップや訪れたい3つの観光名所のほか、全国通訳案内士の関連試験問題も学びます。
1.きっかけ・情報源
3月25日(福島県)から日本国内の聖火リレーが始まりました。7月23日(金)のオリンピック開会式当日まで、121日間で47都道府県を巡るそうです。いい機会なので、47都道府県の名所を一緒に学んでいきたいと思います。
山口県に続く24番目は、島根県です。いよいよ半分を超えました。
島根県で行きたい名所の3つ、出雲大社(いずもたいしゃ)、石見銀山(いわみぎんざん)、松江城について学んでいきます(次の県は広島県です)。
アンテナショップの写真とHPと地図
↓「日比谷しまね館」(東京都千代田区。日比谷シャンテ地下1階)
↓最寄駅は地下鉄「日比谷」駅。
↓東京都内のアンテナショップ一覧はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
島根県の位置と基本情報
↓島根県の位置。県庁所在地は松江市。最大の都市も松江市。旧地名は出雲、石見、隠岐。代表的な藩は松江藩や津和野藩。石見銀山は幕府直轄地。
2.学んだこと(訪れたい名所3つと追加情報)
①出雲大社(出雲市)
大国主大神(おおくにぬしおおかみ)=大国主命(おおくにぬしのみこと)がご祭神。
昔、出雲地方は大国主が治めていた。
しかし、天照大神(あまてらすおおみかみ)が自分が直接治めたいということになり、交渉の結果、大国主が国を譲ることに。
その代わりに大国主は社を建てて欲しいということで建てられたのが出雲大社。
といった話でしょうか。これが国譲りの神話。
また、大国主は国を作る過程で、農耕・漁業・殖産・医薬などの様々な知恵を授け、人々の縁をとりもった。これが縁結びの神様である由縁。
また、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の話で兎を介抱したのが大国主。
天照(アマテラス)は須佐之男命の姉。
出雲神話Izumo Mythology、大変奥が深そうです・・・。
でも、この地が昔から神話が作られたような歴史のある地だったことはよく分かりました。訪れる前、訪れたときにしっかりと学ぼうと思います。
↓東京にも出雲大社があります!
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓出雲大社のHP。
↓出雲観光協会HP。国譲り。
②石見銀山(大田市おおだし)
江戸時代の鉱山(銀山)遺跡。江戸時代初期、日本産の銀は世界の銀の約3分の1を占め、その多くがこの石見銀山Iwami Ginzan Silver Mineからだったとのこと。
2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、世界文化遺産に登録されています。昔の街並みとても惹かれます。
構成資産の中には、こちらも是非行ってみたい(浸かってみたい)温泉津温泉(ゆのつおんせん)も含まれています。温泉津温泉のある温泉津港から銀は積み出されたそうです。また、銀山で働く人たちの湯治場となっていたのが温泉津温泉。当時の街並みが残っているのが世界遺産登録の理由とか。
↓世界遺産についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓石見銀山についても学べます。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓石見銀山。温泉津港との位置関係。
↓薬師湯HP。石見銀山と温泉津。
↓島根県西部公式観光サイト。温泉津。
③松江城(松江市)
現存12天守の一つで、かつ、国宝national treasure5天守の一つです。
5天守は、松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、そして、この松江城です。
全国にお城はたくさんあるはず、あるように見えますが、なぜ、12天守だけなのか?
下の松江城のみどころのHPに簡潔にまとまっていました。
主な理由は以下3つ
・1615年の一国一城令
・1871年の廃城令:政府の軍事用以外は破却命令
当時の天守がそのまま残っているのは本当に貴重ということです。
<参考>
↓松江城HP。
3.コメントと参考英語動画
今回も名所3つを書き終わったところで、『るるぶ地図でよくわかる都道府県大百科』をチェック。3つとも一致していました!
試験問題もチェックして、学んだのは、文科系では、出雲阿国、小泉八雲、森鴎外。
後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流されたのが隠岐諸島。足立美術館も必須ですね。
↓『るるぶ地図でよくわかる都道府県大百科』についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓Tokyo Creative Travelのチャネル。日本各地の名所が英語で紹介されています。こちらは島根県です。0:13~松江城、1:04~出雲大社、2:18~足立美術館、2:57~石見銀山。
↓外国人向けに日本各地の観光名所を紹介している「japan-guide.com」のチャネル。島根・鳥取の名所紹介です(日英字幕あり)。0:45~旅程、1:59~出雲大社、3:12~稲佐の浜、3:27~玉造温泉、4:33~八重垣神社、5:31~足立美術館、6:10~松江城。
4.全国通訳案内士試験問題:島根県関連17問
一般常識2024-13:観光白書(島根県・大阪府・愛知県・長野県:城)
2024年(令和6年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号13)」で、「天守が国宝に指定されている5つの城のうちの一つが松江城であること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2022-29:島根県(自然:川)
2022年(令和4年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号29)」で、「ヤマタノオロチ伝説と関連する島根県の斐伊川(ひいかわ)の場所」の理解が必要な問題がでていました。
地理2022-30:島根県(神社)
2022年(令和4年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「オオクニヌシによる国譲りの代償として建てられた神社が出雲大社であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2019-33:奈良、室町、江戸、島根県、寺、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「出雲阿国、出雲大社、雪舟、松江城について」の理解が必要な問題がでていました。
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号34)」で、「津和野出身の森鴎外の生涯について」の理解が必要な問題がでていました。
地理2018-15:島根県(神社)
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号15)」で、「毎年旧暦の10月を神在月と呼び、神々が集まる神社でもあり、また、縁結びの神社としても知られる神社が出雲大社であること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2018-16:島根県(伝統工芸品、地名)
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号16)」で、「雲南市と奥出雲町にまたがるエリアで日本刀の制作の素材となる玉鋼を国内で唯一生産していること」の理解が必要な問題がでていました。→ヤマタノオロチ伝説と結びついているとは!!
地理2018-17:島根県(施設/美術館)
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号17)」で、「安来市にある名園と横山大観の作品を中心とする日本画で知られ、アメリカの日本庭園専門誌で長らく日本一に選ばれている美術館が足立美術館であること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2018-18:島根県(温泉)
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号18)」で、「奈良時代初期に開湯し、「出雲国風土記」に記載されていて、美肌温泉で知られ温泉の街歩きが楽しめ女性にも人気がある温泉が玉造温泉であること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2018-19:島根県(歴史:街並み、地名)
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号19)」で、「山陰の小京都と呼ばれ、SLやまぐち号の終点地であり、太鼓谷稲荷神社や森鴎外旧宅などでも知られる観光スポットが、津和野であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2018-32:鎌倉、島根、人物
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号32)」で、「源頼朝の死後、北条氏と対立した後鳥羽上皇が幕府に敗れたあと流された島で、鎌倉幕府滅亡に影響を与え、建武の新政を始めた後醍醐天皇も一時期流されていた島が隠岐であること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2017-30:島根県(自然:島、海岸)
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「隠岐にある景勝地:国賀(くにが)海岸について」の理解が必要な問題がでていました。
地理2017-31:島根県(神社)
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「五大稲荷の一つ、太鼓谷稲荷神社について」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2017-33:江戸時代、島根県
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「江戸時代、世界の銀の生産量の3分の1を占めた日本の銀のかなりの部分が産出されたのが石見銀山であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2017-34:江戸時代、島根県
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「石見銀山の位置」の理解が必要な問題がでていました。
地理2016-28:島根県(施設:美術館等)、鳥取県(施設:記念館)
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号28)」で、「島根県の観光施設として、足立美術館、森鴎外旧宅・森鴎外記念館、小泉八雲記念館があること」の理解が必要な問題がでていました。
地理2016-30:島根県(温泉)
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「石見銀山の港町として栄え、1300年以上の歴史のある温泉街が温泉津温泉であること」の理解が必要な問題がでていました。
↓口述試験対策はこちらから。
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・口述試験で使える英文例
・出雲大社は非常に長い歴史を持ち、島根県で非常に人気のある観光スポットです。
Izumo Taisha Shrine has a very long history and a very popular tourist destination in Shimane Prefecture.
・出雲大社に祀られている神は、良い縁結びを支援すると信じられています。
A deity enshrined in Izumo Taisha Shrine is believed to support people with good matchmaking.
・それが出雲大社が多くの女性を惹きつける理由です。
That is why Izumo Taisha Shrine attracts many young women.
↓47都道府県を紹介する英文例についてはこちらから。
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