観光白書は全国通訳案内士試験「一般常識」の試験対象範囲。訪日外国人旅行者など世界の旅行者動向が記載されています。オリンピックに参加する国・地域の予習・復習も兼ねて学んでいきます。
1.きっかけ・情報
今日2021年7月23日は東京オリンピックの開幕式。206!もの国や地域が参加するという記事を見て、この機会にできるだけ多くの国や地域のことを学ぼうと思いました。特に訪日外国人ランクで上位の国や地域の人とは接する可能性も多いはずです。
今日は観光白書の情報(外国人旅行者数受入ランキング・国際観光収入ランキング・海外旅行者数ランキング・訪日外国人旅行者数ランキング)から日本と各国各地域との関係などを学んでいきます。(少しずつ追加していきます)
今日の写真と地図
↓水上バスから見たレインボーブリッジ(東京都港区)。水上バス正面すぐ右手にある3つの高いビル(勝どきの高層マンションなど)の一番右の手前辺りが選手村(東京都中央区晴海はるみ)。水上バスにあるキャラクターは手前からミライトワとソメイティ。
↓レインボーブリッジと選手村の位置。
2.学んだこと
①外国人旅行者数受入ランキング
海外からどれだけの旅行者を受け入れているかのランキングです(2019年度。フランスとチェコは2018年の数字採用)。海外旅行に行く国や地域の人気ランキングと言えます。
1位~10位
★フランス8932万人、スペイン8351万人、米国7926万人、中国6573万人、イタリア6451万人、トルコ5119万人、メキシコ4502万人、タイ3992万人、ドイツ3956万人、英国3942万人
11位~20位
オーストリア3188万人、日本3188万人、ギリシャ3135万人、マレーシア2610万人、ロシア2442万人、香港2375万人、カナダ2215万人、アラブ首長国連邦2155万人、ポーランド2116万人、オランダ2013万人
21位~30位
マカオ1863万人、ベトナム1801万人、インド1791万人、サウジアラビア1753万人、韓国1750万人、クロアチア1735万人、ポルトガル1717万人、ハンガリー1694万人、インドネシア1546万人、シンガポール1512万人
31位~40位
デンマーク1457万人、★チェコ1428万人、ウクライナ1344万人、モロッコ1293万人、エジプト1288万人、台湾1186万人、スイス1182万人、アイルランド1095万人、南アフリカ共和国1023万人、オーストラリア947万人
<参考>
↓国土交通省HP。観光白書。
↓令和3年版観光白書概要。外国人旅行者受入数ランキング(P2)
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001408959.pdf
②国際観光収入ランキング
海外からの観光客受け入れでどれだけ稼いでいるかのランキングです。こちらでは米国が強いです。
1位~10位
米国、スペイン、フランス、タイ、英国、イタリア、日本、オーストラリア、ドイツ、マカオ
11位~20位
中国、アラブ首長国連邦、インド、トルコ、香港、カナダ、メキシコ、オーストリア、韓国、ポルトガル
21位~30位
ギリシャ、シンガポール、マレーシア、オランダ、スイス、インドネシア、サウジアラビア、スウェーデン、台湾、ポーランド
31位~40位
エジプト、ベトナム、クロアチア、ロシア、ニュージーランド、フィリピン、デンマーク、ベルギー、レバノン、南アフリカ
<参考>
↓国土交通省HP。観光白書。
↓令和3年版観光白書概要。国際観光収入ランキング(P4)
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001408959.pdf
③海外旅行者数ランキング
自国などからどれだけ海外の国や地域に旅行しているかのランキングです。ここにある国や地域で訪日ランキングに登場していないは潜在的にもっと訪日が見込める先!?
1位~10位
中国15463万人、ドイツ10854万人、英国9309万人、米国9256万人、ロシア4533万人、イタリア3470万人、フランス3041万人、ウクライナ2888万人、韓国2871万人、インド2692万人
11位~20位
カナダ2661万人、ルーマニア2307万人、オランダ2087万人、日本2008万人、スペイン1985万人、メキシコ1981万人、サウジアラビア1901万人、スウェーデン1800万人、台湾1710万人、ベルギー1419万人
21位~25位
ポーランド1350万人、スイス1344万人、オーストリア1190万人、インドネシア1169万人、デンマーク1082万人
<参考>
↓国土交通省HP。観光白書。
↓令和3年版観光白書概要。海外旅行者数ランキング(P5)
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001408959.pdf
④訪日外国人旅行者数ランキング
日本に来ている外国人旅行者数の国・地域別ランクです。2020年度は大きく数字が落ちているので2019年度の数字を使っています。以下の合計とその他を合わせた合計が、①の3188万人(おおよそ)になります。
1位~6位
中国959万人、韓国558万人、台湾489万人、香港229万人、タイ132万人、米国172万人
7位~20位
豪州62万人、フィリピン61万人、ベトナム50万人、マレーシア50万人、シンガポール49万人、英国42万人、インドネシア41万人、カナダ38万人、フランス34万人、ドイツ24万人、インド18万人、イタリア16万人、スペイン13万人、ロシア12万人
<参考>
↓国土交通省HP。観光白書。
↓令和2年版観光白書概要。訪日外国人旅行者数ランキング(P8)
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
3.コメント
開会式での入場だけでなく、これからの各種競技のときも、選手の出身国と日本との関係も考えながら見るとさらに関心を持って見ることができそうです!
4.全国通訳案内士試験問題:観光白書関連
2015年(平成27年)から2020年(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識」では毎年必ず観光白書からの問題が出題されています。該当年度の観光白書の『概要』についての読み込みは必須です。
ここでは2020年と2019年の一般常識の問題を記載しています。
↓国土交通省HP。観光白書。
一般常識2020-07:訪日外国人旅行者の消費動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号7)」で、「2019年の訪日外国人旅行者に関して、一人当たりの宿泊費が多い国籍・地域の上位3ヶ国が英国・フランス・オーストラリアであること」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P10, P11図表Ⅰ-17。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-08:訪日外国人旅行者の消費動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号8)」で、「2019年までの日本の旅行収支に関して(2015年に黒字転換したこと)」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P11図表Ⅰ-17の下の文章及び図表Ⅰ-18。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-09:訪日外国人旅行者の消費動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号9)」で、「2019年の訪日外国人の旅行支出に関して、費用別の構成比の順番が『買物代>宿泊料金>飲食費>交通費>娯楽等サービス費>その他』であること」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P10, P11図表Ⅰ-17。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-10:訪日外国人旅行者の消費動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号10)」で、「2019年の訪日外国人の一人当たりの平均宿泊日数について、英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・米国・カナダ・オーストラリアからの旅行者が10日以上であること」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P11図表Ⅰ-17一番右列。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-11:訪日外国人旅行者の消費動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号11)」で、「2018年の訪日外国人旅行者の宿泊割合が多い上位3県が大阪府・東京都・京都府であること」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和元年版観光白書資料編。P271。
https://www.mlit.go.jp/common/001294471.pdf
一般常識2020-19:世界の外国旅行の動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号19)」で、「2018年の世界の国際旅行者数が約14億人であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P1。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-20:世界の外国旅行の動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号20)」で、「2018年の世界で外国人訪問者数が一番多い国がフランスであったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P3。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-21:世界の外国旅行の動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号21)」で、「2018年の世界で国際観光収入が一番多かった国が米国であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P5。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2020-22:世界の外国旅行の動向関連
2020(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号22)」で、「2018年の世界で国際観光支出が一番多かった国が中国であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
↓令和2年版観光白書概要。P6。
https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001348580.pdf
一般常識2019-01:訪日外国人旅行者関連
2019(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号1)」で、「2018年の訪日外国人旅行者に関して、居住国・地域別で多い順が中国、韓国、台湾、香港であること」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2019-02:訪日外国人旅行者関連
2019(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号2)」で、「2018年の訪日外国人旅行者に関して、東南アジア市場で初めて100万人を突破した国がタイであること」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2019-03:訪日外国人旅行者関連
2019(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号3)」で、「2018年の訪日外国人旅行者の旅行消費額に関して、最も割合が多いのが買物代で、次が宿泊代であること」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2019-04:訪日外国人旅行者関連
2019(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号4)」で、「2018年の訪日外国人旅客者の旅行消費額と一人当たりの旅行支出額に関して前年比での変化」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2019-05:訪日外国人旅行者関連
2019(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号5)」で、「2018年の訪日外国人旅行者の旅行消費額に関して、国・地域別の動向について」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2018-01:訪日外国人旅行者関連
2018(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号1)」で、「2017年の訪日外国人旅行者数」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2018-02:訪日外国人旅行者関連
2018(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号2)」で、「2017年の訪日外国人旅行者のうち、中国に次ぎ日本国内での旅行支出が大きかった国・地域が豪州であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2018-03:訪日外国人旅行者関連
2018(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号3)」で、「日本百貨店協会の統計で2017年の訪日外国人旅行者に最も人気が高かったのが化粧品であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
一般常識2018-04:日本人の海外旅行関連
2018(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号4)」で、「2017年度の出国日本人数が約1789万人であったこと」の理解が必要な問題が出ていました。
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