オリンピック各競技の参加選手人数をチェック。英国で人気のスポーツを学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
前回は江戸時代の日本史で大きな関わりのあるオランダを、前々回は幕末に幕府をサポートしていたフランスを取り上げました。
今回は幕末に、薩摩藩や長州藩をサポートしていた英国を取り上げます。東京オリンピックの参加選手の人数から人気のスポーツを推測します。
英国からは男女合わせて約437人の選手が参加。フランスの約417人よりも多いです。
↓こちらのサイトを参照しました。
各国選手名鑑〔五輪〕|東京2020オリンピック・パラリンピック|ニュースサイト:時事ドットコム
↓東京オリンピックの参加国・地域はこちら。
insearchofjapan.hatenablog.com
今日の写真と地図
↓「グラバー園のトーマス・グラバー像」(長崎県長崎市)。幕末で英国と言うとまず思い浮かぶのがこの人!
↓英国(イギリス)United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandの位置。人口約6600万人。首都ロンドン。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの連合国。
2.学んだこと(東京五輪参加者数順位】
①第一位は陸上競技!
陸上競技athleticsの参加選手は男子39人、女子40人の計79人でした。
陸上競技の歴史も調べてみると・・「1740年ロンドンでの1時間競走が世界最古の記録」「1864年にはオックスフォード大学とケンブリッジ大学の世界最古の対抗戦」など、競技としては英国が発祥だったようです。
②第二位はボート!
ボートboatの参加選手は男子22人、女子24人の計46人でした。
ボートに関してはここ数日疑問が・・。
各競技を理解するのに役立っているオリンピックの公式競技図鑑。「水泳競技」「アーチャリー」「陸上競技」の紹介順番が、Aquatics, Archery, Athleticsのアルファベット順になっている気づいたのが昨日。でも「ボート」がなぜ「近代五種modern pentathlon」「ラグビーrugby」の前にあるのか?は、まだ、分かりませんでした。
それが今日調べていてようやく解決しました!ボートレース(漕艇/競漕)はrowingと言うのだと!
最古のボートレースは1716年から英国で。オックスフォード大とケンブリッジ大のボートレースは1826年から。ボートも競技の発祥は英国でした。
↓オリンピックの公式競技図鑑はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓コトバンク。ボートレースとは。
③第三位は馬術!
馬術equestrianの参加選手は男子16人、女子24人の計40人でした。
馬場馬術、総合馬術、障害馬術という3種目があり、今回英国は総合馬術の団体と個人で金メダルを獲得!
④四位以下とイギリス発祥のスポーツは??
4位以下で参加選手が10人を超えているスポーツは、ホッケー(35人)、競泳(30人)、ラグビー7人制(26人)、サッカー(22人。但し女子チームだけ。男子は予選で敗退したのでしょうか!?)、自転車トラック(17人)、セーリング(15人)、ボクシング(11人)、飛込(11人)でした。
こちらも各競技の歴史を調べてみました。すると、
まずホッケー。近代ホッケーのルールは1886年にイギリスで確立。
次に競泳。競泳競技が最初に行われたのは1837年のイギリス。
ラグビーも。1823年にイギリスのラグビーという高校でのサッカーの試合中。突然ボールを持って走り出し・・・。これがその高校で一般的になり、その後普及。
サッカーも。1863年にイングランドサッカー協会によってルールが整備。
自転車はツールドフランスでも有名なフランス発祥のようですが、
セーリングも。1660年にイギリス国王とヨーク公(イギリスの公爵)によるヨットレースがスポーツとしてのヨットの起源。
最後にボクシングも。安全のためのグローブ着用など1867年にルールがイギリスで整備。
3.コメント
さすが英国(イギリス)。陸上、ボート、ホッケー、競泳、ラグビー、サッカー、セーリング、ボクシング。スポーツの分野でも先陣を切っています。
10人以上ではありませんが英国選手が参加しているテニスもゴルフも、もちろん英国発祥です。バドミントンも英国だそう!!
4.全国通訳案内士試験問題:スポーツ関連
2015年(平成27年)から2020年(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識」ではほぼ毎年スポーツ関連の問題も出題されています。
↓スポーツに関する問題はこちらから。
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