大河ドラマ『青天を衝け』の主人公渋沢栄一。「渋沢栄一記念財団」のウェブサイトでは渋沢栄一の人生に合わせて歴史を学ぶことができます。
1.きっかけ・情報源
幕末・維新・明治をしっかりと学ぼうと毎回見ているNHK大河ドラマ『青天を衝け』。
飛鳥山にある大河ドラマ館や渋沢史料館を訪れたり、曾孫の渋沢雅英さんの動画を見たりする中で、驚いたのが渋沢栄一が残している記録の量の多さ!
そんな記録を基に渋沢栄一記念財団のウェブサイトでは、1840年から1931年(昭和6年)までの渋沢栄一の生涯にわたる伝記資料がまとめられています。3編構成で全57巻!!!
↓渋沢栄一記念財団のHP。伝記資料。
『青天を衝け』の第29回で取り上げられていたいくつかのエピソードも、こちらに実際に記載されていました。今回はこれらを学んでいきます。
↓渋沢史料館はこちらから
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↓渋沢雅英さんについてはこちらから
insearchofjapan.hatenablog.com
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今日の写真と地図
↓JR「王子」駅前の案内板(東京都北区)。大河ドラマ館の隣にある「渋沢史料館」では膨大な資料が保管されているようです。
↓東京都北区の位置。主要な駅はJR「赤羽」駅。
2.学んだこと
①「改正掛」のこと
今回第29回は、4章の民部大蔵両省士官時代の部分、1869年から1870年頃にかけてのエピソードでした。
第2巻 目次【綱文】|デジタル版『渋沢栄一伝記資料』|渋沢栄一|公益財団法人渋沢栄一記念財団
1869年に民部省内に改正掛を置くとあります。その前には大隈重信に説得され・・・の記載もあります(前回28回)。
租税・養蚕・度量衡・電信・改正掛長といった今回登場した用語も見ることができます。
②「家族」のこと
こちらも今回登場したエピソードでした。
1869年に「家族を静岡から呼び寄せたこと」や1870年に「二女ことが生まれたこと」の記載があります。
③「前島密」「伊藤博文」「ブリュナ」のこと
今回登場した有名人物。以下のようなエピソードに関連した記載もありました。
郵便の父、前島密
「前島密を静岡藩から招いたこと」「前島密による東海道の試験郵便の稟議」
「伊藤博文の米国出張稟議」
富岡製糸場の設立を指導したブリュナ(ブリューナ)
「富岡製糸場」「在留仏人ブリュナ」
↓富岡製糸場についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
3.コメント
この膨大な記録を基に、渋沢栄一自身の自伝や渋沢栄一の子息による伝記もあります。
これらの本には、父が東京に訪ねてきて栄一を「殿」と呼んでいたエピソードや、当初は反感をもっていたもののその仕事ぶりに栄一を認めることとなった玉乃のエピソードなども載っていました。これらの本も紹介していきます。
また、『青天を衝け』で登場した前島密や伊藤博文はそれぞれ歴史上の人物としても学んでいきたいと思います。大久保利通も西郷隆盛も!でも、話を分かりやすくするためか、渋沢栄一と関わりの少ない人物は徹底的に出さないようにしていますね。木戸孝允なんかは一切出てこない・・・面白いです。
次回第30回は1871年の出来事が中心です。
↓渋沢栄一に関する本はこちらも。
insearchofjapan.hatenablog.com
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4.全国通訳案内士試験問題:渋沢栄一関連2問
歴史2019-15:明治、東京、埼玉、人物(渋沢栄一)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「歴史(問題番号15)」で、「第一国立銀行の初代頭取を務め、・・・幅広い分野の企業創設、育成に携わった、現在の埼玉県出身の実業家は誰か」を問う問題が出ていました。
歴史2015-18:明治、東京、埼玉、人物(渋沢栄一)
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「歴史(問題番号18)」で、「渋沢栄一が経営に参画し支援した学校:商法講習所が、一橋大学の前身であること」の理解を問う問題が出ていました。
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