2014年に世界文化遺産に登録された富岡製糸場Tomioka Silk Mill。製糸場に欠かせない蚕や繭の英語表現も学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
幕末・維新・明治初期をしっかりと学ぼうと毎回見ているNHK大河ドラマ『青天を衝け』。
先週(第31回)は1872年(明治5年)の話が中心でした。
大きなトピックは富岡製糸場。
最初の場長となった田辺誠一さん演じる尾高惇忠。フランス人ブリュナ(ブリューナ)との会話、娘ゆいに最初の伝習工女となってくれと頼む場面、渋沢栄一や渋沢喜作と一緒に工場を訪れるシーンもありました。
『青天を衝け』では、お蚕(かいこ)さまと絹の話も学びました。実際に何度か本物の蚕も登場!虫が苦手な人には・・・ですが、自由研究とかで飼った?ことがあり懐かしさを感じた!?人もいるのではないでしょうか。
今回は富岡製糸場と関連する英語を学びます。
今日の写真と地図
↓「富岡製糸場と深谷の三偉人(左から渋沢栄一、尾高惇忠、韮塚直次郎)」(埼玉県深谷市にある渋沢栄一記念館にて)。
↓埼玉県についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①富岡製糸場とは?
日本で最初の製糸工場。覚えておくべきことは・・
・1872年(明治5年)設立
・明治政府の殖産興業政策の一環
・官営工場
・フランスの技術指導あり
・渋沢栄一が政府で設立に関わっていた
・栄一の師、尾高惇忠が初代場長
・2014年に世界文化遺産登録
↓富岡製糸場についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
②英語では?
英語で言うと、富岡製糸場はTomioka Silk Mill。
原材料を加工する工場がmill。加工されているものを組み立てる工場がfactory。さらに大型の工場がplant。
富岡製糸場と言えば赤いレンガのイメージがあります。レンガ煉瓦はbrick。渋沢栄一や尾高惇忠の出身地である深谷市で製造されたそうです。
↓JR「深谷」駅。深谷の煉瓦で東京駅は出来たそう。そこで東京駅を模して建てられたのがこの深谷駅。
<参考>
深谷市の『歴史・文化財』 | まるっと深谷ガイド【深谷市魅力発信ポータルサイト】
③蚕・繭・生糸・絹は英語で何と?
製糸工場に欠かせません。蚕と繭。
蚕(かいこ)は、silkworm。wormは芋虫・毛虫・ウジ虫。絹の虫!養蚕はsericultureとかsilkworm raising。
桑の葉は、mulberry leaf。蚕が食べる葉っぱです。
繭(まゆ)は、cocoon。映画『コクーン』のコクーン。見れば「ああ」となる西新宿のコクーンビルもこのコクーンです!デザインだけではなく孵化(ふか)を待つ若者を育てている、という意味も深いですね。
生糸(きいと)は、raw silk。
絹は、silk。シルクロードはsilk road。ちなみに綿はcotton。
<参考>
3.コメントと参考英語動画
いまだかってないほど今年の大河『青天を衝け』は学べることが多いです。
裏を返せば、それだけ知らないことが多かった・・興味がないことが多かった・・ということですが・・・。
今回も、渋沢栄一から、尾高惇忠、深谷と富岡製糸場の関わり、蚕や繭の英語表現など多くのことが学べました。
↓米国東海岸出身のジョンさんのチャネル「Only in Japan」。富岡製糸場の紹介(日本語・英語字幕あり)。3:30~本物の蚕silkwormも登場。6:45~赤ワインのせいでフランス人は生き血を吸うと地元の人に誤解され!?伝習工女が集まらず、場長(尾高惇忠)が自分の14歳の娘に伝習工女になるよう頼んだと。
↓「Only in Japan」も10選に。
insearchofjapan.hatenablog.com
4.全国通訳案内士試験問題:富岡製糸場関連11問
地理2019-11:歴史(世界遺産)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号11)」で、「富岡製糸場」に関する理解を問う問題が出ていました。
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号3,4,5,6)」で、「富岡製糸場」に関連した知識を問う問題が出ていました。
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号19)」で、「富岡製糸場」に関する理解が必要な問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号16,17,18,19,20)」で、「富岡製糸場」に関連した知識を問う問題が出ていました。
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