不平等条約改正のためにというのが東京商法会議所(現東京商工会議所)が設立されたきっかけ。渋沢栄一との関係も含めて学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
幕末・維新・明治初期をしっかりと学ぼうと毎回見ているNHK大河ドラマ『青天を衝け』。
先週(第34回)では、1878年(明治11年)に設立された東京商法会議所(現東京商工会議所)の話が取り上げられていました。渋沢栄一38歳の時です。
今日は東京商法会議所、関連する英語、現在の東京商工会議所を学んでいきます。
今日の写真と地図
2.学んだこと
①東京商法会議所とは?
東京商工会議所の前身。
前回(第34回)の『青天を衝け』
不平等条約改正を世論が求めていると大隈重信と伊藤博文が英国公使パークスとアーネストサトウに伝える場面。一方パークスからは日本にはその世論を聞く機関がないではないか?と。これを受け、伊藤博文が渋沢栄一らに商人の声を集める機関を作って欲しいと。そこで出来たのが東京商法会議所(現東京商工会議所)といった流れでした。
渋沢栄一は設立時の初代会頭。1905年(明治38年)まで務めていました。副会頭は福地源一郎と益田孝。
↓こちらの本でもこの話は取り上げられていました。38の項目のうち「29 グラント将軍」の項目。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓東京商工会議所HP
②世論は英語で何と?
不平等条約はunequal treaty
改正するはrevise
世論はpublic opinion
英国公使はBritish envoy / British minister
東京商工会議所はTokyo Chamber of Commerce and Industry
③東京商工会議所とは?
商工会議所法という法律に基づく法人。知りませんでした。全国各地にある商工会議所は全てこの法律に基づくものなんですね。
東京商工会議所の地区は東京都23区。会員数は80,816件(2021年3月31日時点)。役員や議員の所属企業は聞いたことのある名前がずらりです。
ちなみに大阪商工会議所の前身大阪商法会議所の初代会頭が五代友厚。
↓手前の帝国劇場ビルの奥が東京商工会議所のある「丸の内二重橋ビル」。2018年竣工(建て替え)。
<参考>
↓東京商工会議所のHP。
↓商工会議所法。
↓大阪商工会議所HP。
3.コメントと参考英語動画
上の写真の背後にあるのが日比谷公園。左手は皇居外苑。右手は有楽町・丸の内。
散歩コースとしてもいいところです。
↓日本各地や日本文化を紹介しているRacheさんとJunさんのチャネルRachel and Jun。丸の内二重橋ビル(この動画の撮影時はおそらく建替前)近くの皇居外苑を散策している動画。銅像は楠木正成像。
4.全国通訳案内士試験問題:渋沢栄一関連2問
歴史2019-15:明治、東京、埼玉、人物(渋沢栄一)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「歴史(問題番号15)」で、「第一国立銀行の初代頭取を務め、・・・幅広い分野の企業創設、育成に携わった、現在の埼玉県出身の実業家は誰か」を問う問題が出ていました。
歴史2015-18:明治、東京、埼玉、人物(渋沢栄一)
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「歴史(問題番号18)」で、「渋沢栄一が経営に参画し支援した学校:商法講習所が、一橋大学の前身であること」の理解を問う問題が出ていました。
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