外国に滞在するには「パスポート」や「ビザ」が必要。今回は、その違い、ビザが不要な国、日本のパスポートについて学んでみました。
1.きっかけ・情報源
ミャンマーで発生したクーデター。現地に進出している日本企業も多く、多くの日本の方が現地にいるようです。一方で、ミャンマーの方が日本で抗議の声を挙げているニュースも見ました。それぞれの方は、どういうステータスで滞在しているのだろうと?通訳ガイドの試験でもビザの問題が結構出ています。パスポートとの違いも含めて、調べてみることにしました。
今日の本:『地理×文化×雑学で今が見える 世界の国々』
↓ほとんどの?世界の国・地域を網羅しています。各国1~2ページなので、ざっくりと調べるのに重宝します。ミャンマー(ミャンマー連邦共和国Republic of the Union of Myanmar)の首都はネーピードー。ヤンゴンと思っていました・・・。ヤンゴンは最大都市。主要な民族だけで8民族の多民族国家だそうです。多民族の国は色々な問題を抱えているところが多いですね・・・。
地理×文化×雑学で今が見える『世界の国々』 (だからわかるシリーズ)
↓この本はオリンピックの参加国・地域を学ぶのに役立ちました!
insearchofjapan.hatenablog.com
↓ミャンマーの位置。バングラディシュ、中国、ラオス、タイ、マレーシアが隣国かと思ったら、実はインドも隣国、逆にマレーシアとは接していないようです。「+」ボタンで少し拡大すると分かります。
2.学んだこと
①パスポートとビザの違い
「パスポート」:国民証明書。国民であることを証明するもので政府が発行。
「ビザ」:入国許可証。入国を許可する書面で対象国の大使館や領事館で申請。
↓このページが分かりやすかったです。米国に旅行する際にはビザは不要ですが、ESTA(エスタ)申請が必要です。ESTAはElectric System for Travel Authorizationの略。
↓大使館embassyと領事館consulateの違い
②来日にビザの必要な・不要な国や地域
中国、フィリピン、ベトナムなどの方は、来日にビザが必要です。
昨年12月15日時点では、68の国・地域がビザ免除措置の対象となっています。
上から5つ目のグラフでどこの国・地域からの訪日外国人が多いか分かります。
https://statistics.jnto.go.jp/graph/#graph--inbound--travelers--transition
2019年度は、1位中国、2位韓国、3位台湾、4位香港、5位米国、6位タイ。以上が100万人超え。7位豪州、8位フィリピン、9位マレーシア、10位ベトナム。このうち、ビザが必要なのは中国、フィリピン、ベトナム。
③ 日本のパスポートの信用力は世界一!?
日本のパスポートだけで行ける国は191ヶ国で世界1位だそうです。2019年にミャンマーも追加になっていたみたいです(今後どうなるのでしょう?)。ちなみに2位はシンガポールの190ヶ国、3位は韓国とドイツで189ヶ国。
↓こちらもESTAのウェブサイト。パスポートランキングあります。
3.コメント
長年曖昧だった「ビザ」と「パスポート」の違いが分かってスッキリしました。改めて日本のパスポートすごいです。191の国にはその国自体の許可手続きは不要で入れる、ということですものね。
↓ざっくりとしたミャンマーのイメージとここ5年での変化がよく分かった動画(でも5年前に戻ってしまうのでしょうか・・・)。英語字幕付きです。1:30あたりで「タナカ」という化粧品!?今日の本「世界の国々」にも載っていました。天然の木から作るそうです。美容効果・ニキビ予防・日焼け予防など。2:35あたりでcilantroパクチー登場しました。
↓「バガンBagan遺跡」。カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ世界三大仏教遺跡らしいです。今日の本「世界の国々」にも載っていました。
4.その他(通訳ガイド試験問題)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号8)」で、「短期滞在を目的として訪日する際にビザを必要としない国がどこか」を問う問題が出ていました。
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号14)」で、「新たに数次ビザの発給を開始した国」を問う問題が出ていました。⇒数次ビザは、有効期間の間に何回も使用できるビザのことらしいです。旅行やビジネスに来てもらいやすくするための措置。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号4)」で、「ASEAN諸国で最大の訪日外国人旅行者数の国」を問う問題が出ていました。
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