三菱財閥Mitsubishi conglomerateの創業家である岩崎家の邸宅庭園で、重要文化財にもなっている旧岩崎邸庭園について学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
9つの都立庭園のうち、旧古河庭園、小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園、六義園、清澄庭園を取り上げてきました。
前回取り上げた清澄庭園は三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の所有地でした。
今回も三菱財閥関連の旧岩崎邸庭園を取り上げます(今週のお題「好きな公園」も兼ねています)。
今日の写真と地図
↓庭園側から見た洋館
↓最寄駅は地下鉄千代田線「湯島駅」。徒歩約3分です。
2.学んだこと
①財閥は英語で何と?
財閥の訳としてよく使われているのはconglomerate。
複合企業の意味です。
カングラマリットゥで、ラにアクセントがあります。
歴史通の外国人だとzaibatsuでも通じるかもしれません。
実際にケンブリッジ英英辞典にはzaibatuが記載されています。
a group of industrial and financial companies that controlled a large part of the economy of Japan before the Second World War
グループ。産業や金融の会社の。それは。支配していた。大部分を。経済の。日本の。第二次世界大戦前の。
②旧岩崎邸庭園とは?
旧岩崎邸庭園は、三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎の長男で、三菱第三代社長だった岩崎久彌(弥)(いわさきひさや)の本邸だったところ。
1896年に建てられ、現在は当時の3分の1の敷地だそうです。
<参考>
↓三菱グループサイト。
↓コトバンク。岩崎久弥とは。
③旧岩崎邸庭園の見どころは?
全体が重要文化財。
今日の写真の洋館は鹿鳴館の建築家として有名な英国人のジョサイア・コンドルの設計。
撞球はビリヤードのことで「どうきゅう」です。
<参考>
3.コメントと参考英語動画
今回学んだのは
・財閥はconglomerate
・zaibatsuも英英辞典に載っている
都立庭園9つのうち未だ取り上げていない庭園は、旧芝離宮恩賜庭園、殿ヶ谷戸庭園、向島百花園の3つになりました。
↓街ログのチャネル(英語字幕あり)
4.全国通訳案内士試験問題:旧岩崎邸庭園関連
歴史2019-15:明治、東京、埼玉、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号15)」で「第一国立銀行の初代頭取を務め、金融、保険、交通、通信、商工業など幅広い分野の企業創設・育成に携わった埼玉県出身の実業家が渋沢栄一であること」の理解を問う問題が出ていました。 この問題の選択肢に岩崎弥太郎がありました。
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