テレビ東京土曜夜の人気番組。日本各地の名所を楽しく学べる理由3つ(現地情報が得られること・地元の人々との触れ合い・BGMのダジャレ当て)を紹介します。
1.きっかけ・情報源
電動バイク(実際には電動スクーター)electric motor scooterで出川哲朗さんとゲストが日本各地を巡るテレビ東京土曜夜の人気番組。2017年4月のスタート時からお気に入りの旅番組travel TV showです。
昨日の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」は香川県小豆島の寒霞渓(かんかけい)がスタート地点でした。
「香川県の行ってみたい名所」の一つで寒霞渓を取り上げていたこと、また、ゴールの直島も全国通訳案内士の試験問題で出ていたので、実際の映像を見たいと思い、6時30分から9時まで完走してしまいました。
1日目のゲスト片岡愛之助さんが舞台で行ったと言って会話のトピックになっていた香川県のこんぴらさんも、全国通訳案内士試験の試験問題で調べていたのでより理解が深まりました。
こんな具合にこの番組、日本各地の名所を学ぶのに本当に役に立ちます。そして面白いです。今回は、この番組の役に立つ点、面白い点を紹介しようと思います。
↓寒霞渓、直島、こんぴらさんについてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
今日の写真と地図
↓上田城跡公園(長野県上田市)。ある時間に行くと真田幸村他がお出迎えしてくれるということもこの番組で知りました。
2.学んだこと(学べること・面白い点)
①現地に行かないと分からない情報が得られること
47都道府県が旅の対象です(実際既に制覇済)。スタート地点とゴール地点は決まっていますが、それ以外に立ち寄るところが決まっているわけではありません。地元の人に聞いたりして、各地の名所(食事処を含む)を訪れながら進んでいきます。
ですから、旅行に行く際の事前の準備にも役立ちますし、この番組での映像や雰囲気を見て新たに訪れたくなる名所が見つかることもあります。下はそんな例3つです。
途中立ち寄った上田城跡公園。真田幸村とのやりとりを見て、ある時間に行くと真田幸村がお出迎えしてくれて一緒に写真を撮ったりできることを知りました。今日の写真と地図参照です。
真田幸村のお兄さんである真田信之が治めていた松代(まつしろ)。地元の人に聞いた有名店で食事をとる場面があり、そのお店の存在と長芋を使ったとろろ料理で有名ということを知りました。
青森県八戸市のみろく横丁(地元料理が気軽に楽しめる屋台村)も、この番組を見て、行きたくなりました。
↓食いしん坊かじやさん(長野県長野市松代町)で見た出川哲朗さんのサインと番組公認シール。地元名産の長芋を使った料理が有名。
↓みろく横丁(青森県八戸市)についてはこちらから。外国人ユーチューバーChrisさんの動画で見たことも訪れたきっかけでした。
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②一般の方との触れ合いがあること
こんなに各地の一般の人が普通に登場する番組は見たことがありません。各地の素の雰囲気が分かります。
電動バイクですから数十キロ走ると充電がrun out of power切れます。切れる都度再充電rechargeするためにコンセントsocket outletを探さなければならず、コンセントを借りるためにお土産屋さんや公共施設などに立ち寄ります。一般の家を訪れることもあります。そのほか、食事の場所、宿泊の場所も必要で、それらの場所の人々、そして、それぞれの場所を訪れた後にその場所の前で待ち構える近所の人たち、一回の放送で膨大な数の一般の人と触れ合います。
加えて、少年野球の練習での飛び入り参加、少年少女団の野外活動参加(ハヤシライス作りなど)、地元の祭りへの飛び入り参加などもあります。
とにかく、出川哲朗さんの認知度の高さに驚くばかりです。同じくらいの認知度があったゲストは中居正広さんや明石家さんまさんくらいでしょうか。
③BGMの意味が面白いこと
実はこれが一番楽しく見続けられる要因かも知れません。テーマ曲や特定の場面で流れる曲は決まっているのですが、それ以外に意味不明!?のBGMが相当数流れます。昨日の放送でも20曲以上流れていました。
例えば、
マスクを手渡す場面:アニメ「タイガーマスク」のオープニング曲
希望の道という干潮時に現れる海の道の場面:「希望の轍」
など。これは分かりやすいです。
難しいのは、映画のタイトルや歌手の名前、歌詞から類推する必要があるもの。
龍の姿の場面:映画「燃えよドラゴン」のテーマ
土庄(とのしょう)町での場面:浜田省吾さん(ハマショー)の「悲しみは雪のように」
家プロジェクトの場面:美川憲一さんの「さそり座の女」(いいえ私はさそり座の女」
缶アートの場面:KANさんの「愛は勝つ」
など。より深い知識!?が必要です。
テレビのターゲット層が中高年、ADの方の年齢も、出川さんの年齢も、ということから1980~1990年代の曲が多いですが、最近の曲も出てきます。昨日もLEMONが登場していました。
実際にどれくらいの人が真剣に意味当て(ダジャレ当て)に取り組んでいるかは不明ですが(笑)、家族みんなで楽しめます。実際に、番組スタッフの方はこのBGMの選定に相当力を注いでいるようです。
<参考>
↓奥田民生の公式YouTubeチャネル。番組テーマ曲『さすらい』。番組で流れるのはスピッツのカバーです。
3.コメントと参考英語動画
電動バイクを使うアイデアも、充電が切れる都度強制的に地元の方との触れ合いが必要になる(面白い場面が生まれる)、と言う点で妙案なのだと思いますし、環境問題対応という点でも番組スタート時より盛り上がってきていて時代が追いついてきているのかも知れません。
また、番組が終わった後もしばらく楽しめることがあります。たまにふといい曲に出会えたり思い出したりすることができます。昨日の番組でもしばらく何の曲が分からず気になっていた曲がありました。ホテルの部屋の窓を開けると瀬戸内海の絶景が開けていたという場面。1989年のアカデミー歌曲賞Academy Award for Best Original SongだったLet The River Runという曲でした。この曲、1990年からHOTELというTBSドラマの挿入歌で使われていたようです。主題歌もこの曲のカバーでした。ようやく腑に落ちました!
↓Let The River Run (Carly Simonカーリー・サイモン)。1988年の映画「ワーキング・ガール」の主題歌。
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