八戸せんべい汁Hachinohe Cracker Soupとしても有名です。どんな料理なのか、どこで食べられるのかを学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
昨日のテレビ東京「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」。同じ枠の前半でやっていたローカルバス乗り継ぎ旅。
十和田バラ焼き(これも美味しい!)と合わせてせんべい汁が登場していました。
また、10/20の記事「英語スピーキングで役立つYouTube10選」でも紹介したクリスさんの八戸動画。みろく横丁と合わせて、ここで食べたせんべい汁のことも思い出しました。
今日はせんべい汁について英語と一緒に学んでいきます。
↓日本在住英国人クリス・ブロードChris Broadさんのチャネル「Abroad in Japan」。みろく横丁の動画。2:35~せんべい汁は出てきていませんが、天ぷらせんぺいbatterd wheat crackerが登場しています。今日の写真と同じもの。
Japanese Nightlife Etiquette | Beginner's Guide
今日の写真と地図
↓「せんべい汁」(青森県八戸市のみろく横丁で)。もちもちしていて美味しかったです!その下は「天ぷらせんべい」。
八戸屋台村 みろく横丁 | 青森県八戸市中心街 26店舗の屋台村です。
↓八戸市の位置。
↓青森県についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①「せんべい汁」とは?
その名のとおり、せんべいが入った汁物。旧南部藩(青森県八戸市や岩手県北部など)を中心に江戸時代から食べられていたそうです。
ただこのせんべいは、一般的な米から作られた煎餅(せんべい)ではありません。
小麦から作られたせんべいです。このせんべい自体も、米が穫れないときの非常食として昔から食べられていたそうです。これが南部せんべい。
さらに南部せんべいにも、そのまま食べるときにはごま入りとか色々な種類あり。八戸せんべいとしても売られています。せんべい汁でよく使われているのはシンプルな塩味の「おつゆせんべい」。
<参考>
↓青森県農林水産部販売戦略課のHP。
↓農林水産省のHP。
②「せんべい汁」は英語で何と?
一般的なせんべい(煎餅)はrice cracker。米で出来たクラッカーです。
でも、せんべい汁で使われる南部せんべいは小麦で作られたwheat crackerです。クラッカーcrackerはもともと小麦が原材料。
汁はsoup。
合わせてそのまま、cracker soupがせんべい汁。
八戸せんべい汁はHachinohe cracker soup。
良くわかってもらうには、せんべい汁の歴史やせんべいの原材料なども一緒に説明する必要がありますね。
③「せんべい汁」はどこで食べれる?
旅行者にとって間違いないのは八戸市の観光名所「みろく横丁」か「八食センター」。複数のお店がせんべい汁を提供しています。
都内でも青森や八戸の料理を提供している居酒屋などではメニューにあるようです。
アンテナショップに行けばせんべい汁セットも手に入りそうです。
↓こちらで八食センター(七輪村)を取り上げていました。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓都内のアンテナショップをまとめています。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓みろく横丁のHP
八戸屋台村 みろく横丁 | 青森県八戸市中心街 26店舗の屋台村です。
↓八食センターのHP
↓八戸市 せんべい汁での検索結果。真ん中あたりがみろく横丁が位置するエリア。そこから左側上が八食センター。左側がJR「八戸」駅前。
↓東京 青森 八戸 せんべい汁での検索結果。
↓アンテナショップ「あおもり北彩館」(東京都千代田区)
3.コメントと参考英語動画
せんべい汁を研究している!?八戸せんべい汁研究所(八戸せんべい汁を通じて八戸を全世界に紹介していく地元の団体)。
こちらが八戸せんべい汁をブランド化して売り出すことに成功した立役者のようです。また、B級グルメブームの火付け役にもなったB1グランプリの提唱者。第一回B1グランプリは八戸市で開催されていました。
まちおこし事例としてもよく取り上げられています。こういう活動はやっている人たちも楽しそうで地元の役にも立って多くの人が興味を持つことができていいですね。
↓せんべい汁を英語で紹介してくれている動画は見つかりませんでしたが、八食センターでせんべい汁の食レポ動画がありました。8;30~せんべい汁のせんぺいは小麦粉から・・・。
↓八食センターを英語で紹介している動画ありました。鮮魚売場とその魚を焼いてだべれる七輪村が中心。
↓日テレ[ZIP!]公式チャンネル。こちらはみろく横丁近くのお店ですね。せんべいのイメージがよく分かります。
4.全国通訳案内士試験問題:せんべい汁関連
2020年(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号7)」で「秋田県男鹿半島の郷土料理の一つが石焼料理であること」の理解を問う問題が出ていました。この問題の選択肢の一つにせんべい汁がありました。残りの二つは、高知県の皿鉢料理(さわちりょうり)、北海道の三平汁。
ランキング参加してます↓
5.ブログ内リンク(トップページ含む)