1001体の仏像Buddha statuesが並んでいることで有名な京都の「三十三間堂」。平清盛と後白河法皇との関係についても学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は平安時代後期から鎌倉時代初期の話。この機会に源氏と平氏についてしっかり学んでいきたいと思います。
先日取り上げた「世田谷八幡宮」では厳島神社と平清盛について学びました。同じように平清盛と関係のある名所がないかと調べていたら・・・ありました!西田敏行さんが演じる後白河法皇とも関係が深いことも!
今日は京都の名所「三十三間堂」を取り上げます。
insearchofjapan.hatenablog.com
今日の写真と地図
↓「三十三間堂」(京都府京都市)。この長い建物の中に仏像がずらりと並んでいます。
↓京都についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①三十三間堂とは?平清盛と後白河法皇との関係は?
正式名称は、「蓮華王院 三十三間堂」。
もともとは1164年に建立された建物。
後白河法皇の御所として平清盛が建てた(資金を出した)そうです。
ただその後火災で焼失し、現在の建物は1266年に復原されたもの。
<参考>
②何が有名??1001体の仏像と通し矢
まずは、何といっても1001体の仏像です。
1001体の内訳は、1体と1000体。
中央に大きな1体の「千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう)」。
この像の両側に1000体の「千体千手観音立像(せんたいせんじゅかんのんりゅうぞう)」。
ずらりと並ぶ姿は圧巻です。どちらも国宝。
三十三間堂のHPにも一部の写真がありました。
もう一つ、江戸時代から伝わる「通し矢」にちなんだ弓道のイベント「大的大会(おおまとたいかい)」も有名。
<参考>
↓三十三間堂HP。千手観音坐像と千体千手観音立像。
↓コトバンク。通し矢とは。
③仏像は英語で何と?
仏像は一般にBuddha statue。
悟りを開く前の仏陀(お釈迦様)が、菩薩(ぼさつ)。だから若い!?
観音様の英語はBuddhist deity of mercyという表現がよく使われているようです。仏教における慈悲の神みたいな感じでしょうか。悟りを開く前のより人間に近い立場で、人の苦悩などを施す慈悲の心を持っているお釈迦様。
ちなみに、悟りはenlightenment、悟りを開くはachieve enlightenment。
また、三十三間堂という名前は、建物の柱間が三十三あることが由縁だそうですが、観音菩薩が三十三変化するということからの三十三でもあるようです。
3.コメントと参考英語動画
三十三間堂と平清盛、後白河法皇、これまで全く結びついていませんでした。
松平健さん(平清盛役)と西田敏行さん(後白河法皇役)の顔が思い浮かべば忘れそうにありません。
大河ドラマに感謝です。
↓日本各地の名所を紹介しているJapanesquestのチャネル。京都で訪れるべき10の名所。5:05~5:41三十三間堂。
4.全国通訳案内士試験問題:三十三間堂・平清盛・後白河法皇関連
歴史2017-29:古墳、平安、広島、神社、人物
2017(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号29)」で、「厳島神社の歴史について、平清盛や後白河法皇などとの関係」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2015-08:平安、広島、兵庫、人物
2015(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号08)」で、「平清盛と厳島神社の歴史について」の理解が必要な問題がでていました。
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