「湯島天神(東京都文京区)」「亀戸天神社(東京都江東区)」と並ぶ関東三大天神の「谷保天満宮」について学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
トップページ↓の「今月(2月)の写真」は谷保天満宮(やぼてんまんぐう)の梅の花です。立春を迎え、2月と言えば、梅の花!梅の花と言えば天神様!?ということで、今日は「谷保天満宮」を取り上げます。
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今日の写真と地図
↓「谷保天満宮」(東京都国立市)の境内。東日本最古の天満宮!
↓「谷保天満宮」の最寄駅はJR南武線「谷保」駅。でも、天気が良ければJR中央線「国立」駅からまっすぐ南に延びる「大学通り」をのんびりと歩いていくのもおすすめです。両側に一橋大学のキャンパスがあります。
2.学んだこと
①天満宮とは?
平安時代の学者、菅原道真公を祀る神社。天神、天神社、などとも。天神様とも呼ばれます。学問の神様、受験の神様として有名で、1月2月は、受験生がたくさんやってきます!自分も行きました。
菅原道真公は、894年(白紙に戻した遣唐使で覚えました!)、遣唐使を廃止したことでも知られています。遣唐使の廃止によって、日本風の文化(国風文化)が発達しました。学者でありながら右大臣まで出世しましたが、陰謀により大宰府に左遷され、そこで生涯を終えました。ですから、福岡県の「太宰府天満宮」が全国の天満宮の総本宮です。
②梅が有名な理由は?
菅原道真公は梅の花が大好きだったと。大宰府に左遷されるときに読んだ有名な和歌が、「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな」。だから天神様には梅の花がたくさん。
③なぜ牛がいる?
丑年生まれ、亡くなったのが丑の日、棺を運んでいた牛があるところで座って動かなくなった(だから坐牛)など、いろんな伝承があるようです。
3.コメント
今月は天神さまに関わるトピックをたくさん学んでいきたいと思います。
4.その他(通訳ガイド試験問題)
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号30~32)」で、「菅原道真の建議で遣唐使が廃止されたこと」「多くの天満宮・天神社の神紋になっている花木が梅であること」「全国の天満宮・天神社の総本社が、大宰府天満宮(福岡県)と北野天満宮(京都府)であること」の理解を問う問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「894年に菅原道真の建議で遣唐使が廃止され、その後国風文化が生まれたことを背景に、国風文化の時代の文学作品」を問う問題が出ていました。
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