明治時代に陸軍大臣や陸軍大将を務めた薩摩藩出身の大山巌。関係する人物や歴史について学びます。
1.きっかけ・情報源
幕末・維新・明治をしっかりと学ぼうと毎回見ているNHK大河ドラマ『青天を衝け』。
先週(第38回)では、1894年(明治27年)~1895年(明治28年)の日清戦争が取り上げられていました。大本営のおかれた広島に渋沢栄一が赴く場面もありました。渋沢栄一54歳。
『青天を衝け』では出てきませんが、このあたりの歴史を学んでいてよく登場するなと思ったのが「大山巌(おおやまいわお)」。これまでは全然知りませんでした。
今日は、大山巌と関連する歴史・人物について学んでいきます。
今日の写真と地図
↓「大山巌銅像」(東京都千代田区)。皇居の田安門近く、九段坂公園にあります。
スポット(大山巌像)|【公式】東京都千代田区の観光情報公式サイト / Visit Chiyoda
↓九段坂公園についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①大山巌とは?
薩摩藩(鹿児島県)出身。明治時代の軍人・政治家。
明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館でも何回も登場していました。
1882(明治15年)陸軍卿として、1890年(明治23年)陸軍大臣として、1895年(明治25年)陸軍大臣として、1904年(明治37年)元老として、1905年(明治38年)満州軍総司令官として、1906年(明治39年)元満州軍総司令官として。
計6回登場していました。岩倉具視の11回(多分)には負けますが、その次くらいの頻度で登場している明治時代の重要人物です。
非常に人格者だったようです。
↓聖徳記念絵画館についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓国立国会図書館HP
②西郷隆盛との関係は?
西郷従道は1843年生まれ、大山巌は1842年生まれ。ですから従兄ですね。
ちなみに西郷隆盛は1827年生まれ。2人よりもかなり年上です。
↓西郷隆盛についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓かごしま市観光ナビHP
③陸軍大臣・陸軍大将は英語で何と?
大山巌は、1885年の初代伊藤内閣から、第2代黒田内閣、第3代山県内閣、第4代松方内閣、第5代伊藤内閣、1898年の第6代松方内閣まで、ずっと陸軍大臣Army Ministerでした(途中交代はあったみたいです)。
1891年(明治24年)には陸軍大将Army Generalにもなっています。初代陸軍大将は西郷隆盛。
今日の写真にある元帥marshalというのは軍の最高階級で陸軍大将よりもさらに上。陸軍元帥にはField Marshalという言葉も使われるようです。
<参考>
↓首相官邸HP。
↓コトバンク。元帥とは。
3.コメント
大山巌像の隣から入る北の丸公園。その中にある国立公文書館でも大山巌に関する資料がありました。
司馬遼太郎の『坂の上の雲』にも登場するのですね!知りませんでした。
↓国立公文書のHP
4.全国通訳案内士試験問題:日清戦争関連
歴史2018-16:江戸、明治、神奈川
2018年の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号16)」で「1894年に勃発した戦争が日清戦争であること」の理解が必要な問題が出ていました。
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