夏と言えば思い出すのが蝉(セミ)の声。英語で何というのか、雨の日に鳴かない理由、蝉で有名な俳句と映画の舞台も学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
雨の日が続き、最近気づいたことが一つありました。蝉の声が聞こえない?
もしかして雨の日には鳴いていない??そういえばそうです。でも何故そうなのか?考えたこともありませんでした。
今日は蝉(せみ)について英語表現も一緒に学んでみます。
今日の写真と地図
↓「蝉の抜け殻cicada shell」(東京都小金井市の江戸東京たてもの園)。桜の名所である「小金井公園」。その中に江戸時代から昭和中期の建物が集められた「江戸東京たてもの園」はあります。
↓小金井市の位置。主要な駅はJR中央線「武蔵小金井」駅でしょうか。 一つ新宿よりの駅は「東小金井」駅です。
2.学んだこと
①蝉(セミ)は英語で何と?蝉の鳴き声は?
蝉はcicada(スィケイダ。ケイにアクセント。)です。
蝉の抜け殻はcicada shell。shellは貝殻とか殻なので覚えやすいですね。
蝉の幼虫はcicada larva。
蝉の声はsound, voice, buzz, noiseなど。聴く人によって変わるでしょうか。Google検索では、sound of cicadas: 約141,000件, voice of cicadas: 約110,000件, buzz of cicadas: 約74,400件, noise of cicadas: 約73,400件でした。
でもセミの鳴き声がうるさい、は簡潔にCicadas are noisy.で大丈夫。
↓日本のことを説明するのに役立つ英単語一覧はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓英単語をアウトプットするにはオンライン英会話(レアジョブ)。
insearchofjapan.hatenablog.com
②蝉は雨の日には鳴かない?その理由は?
ネットで検索してみるとだいたい同じような情報がいくつかありました。
雨の日には羽が濡れてしまうから飛べないみたいです。たしかに、豪雨の中を飛んでいる蝶々(ちょうちょ)もトンボも見たことがありません。
また鳴いているのはオスだそうです。メスへの求愛のために鳴いているとか。
つまり、蝉がなくのはオスがメスを誘うため。でも雨だとメスは飛べない。だから雨の日には蝉は鳴かない!
③蝉と言えばあの俳句と映画!舞台は?
『閑さや岩にしみ入る蝉の声』
蝉と言えばまず思い出すのがこれです。
松尾芭蕉が奥の細道で立ち寄った立石寺(山形県山形市)で詠んだ句です。
↓立石寺(山寺)についてはこちらからも。季節感がちょっと違いますが・・・。
insearchofjapan.hatenablog.com
『八日目の蝉』
蝉と言うとこちらの映画も思い出されます。
映画の主な舞台は香川県の小豆島。景色も綺麗です。映画のテーマは少し重いですが。
この映画の名前を聞くと、蝉の命が短いことも思い出します(8日目も生きている蝉は今までにない世界の象徴)。
でも7日しか生きられないというのは俗説みたいで、実際にはもう少し生きているようです。
それにしても数年間は幼虫のまま地中に、地上に出て成虫になってからは夏のたった数週間とは。
儚(はかな)さの象徴でもありますね。
↓小豆島についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓学研HP。
↓東洋経済HP。
3.コメントと参考英語動画
海外にも蝉はいるようですが、虫取りの対象になる蝉、夏の季節と結びついている蝉、至る所で一斉に鳴いている蝉、こんなに蝉の存在を感じられる国はそうないのかも知れません。
蝉のことを聞かれることや、説明する機会もあるかもしれません!日本の蝉を説明するのに参考になる動画を見つけたら、こちらに追加していきます。
↓Ask Japaneseのチャネル。こちらのチャネルにも相当いろいろな日本ネタ動画がありそうです。セミ採りで17分の動画!内容は盛りだくさんです。1:39~セミの一生。5:55~セミの鳴き声voice:ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ。
4.全国通訳案内士試験問題:蝉関連
2015年(平成27年)から2020年(令和2年)の全国通訳案内士筆記試験では、「蝉」を直接問う問題はありませんでした。蝉に関連した問題があれば追加していきます。
地理2017-10:山形県(寺)
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号10)」で「松尾芭蕉が『閑さや岩にしみ入る蝉の声』と呼んだ場所が立石寺であること」を問う問題が出ていました。
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