菅原道真公を祀る亀戸天神社について学んでいきます。関連する「梅」「牛」「鷽(うそ)」「藤」「菊」も取り上げます。
1.きっかけ・情報源
今月のテーマは「梅の花」。
梅と言えば天神さまということで「谷保天満宮」「湯島天満宮(湯島天神)」「布多天神社」「平河天満宮」を取り上げてきました。
今月の最後は、「亀戸天神社」です。有名な藤の英語表現も学んでいきます。
今日の写真と地図
↓「亀戸天神社」(東京都江東区)の本殿と「東京スカイツリー」(東京都墨田区)。
↓亀戸天神社の位置。JR「亀戸」駅から徒歩約12~3分。JR・地下鉄「錦糸町」駅から徒歩約15分。
↓東京の神社に行くときの必携本。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓東京の梅の名所はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓東京スカイツリーについてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
①亀戸天神社とは?
ご祭神は菅原道真公。1600年半ばに、道真公の子孫と四代将軍徳川綱吉によって創建されました。
東京十社の一つ。
↓亀戸天神社の鳥居。大宰府天満宮と同じように橋が3つあります。正面が最初の太鼓橋(男橋)。この橋は過去を表し、次の平橋が現在、最後の太鼓橋(女橋)が希望の未来を表すそうです。太鼓橋は境内のご案内|亀戸天神社|公式ホームページの1番と2番です。
↓五歳菅公像(ごさいかんこうぞう)。境内のご案内|亀戸天神社|公式ホームページの9番です。
②梅と牛と鷽(うそ)について
天神様ですので、当然、梅と牛があります。
また、鷽(うそ)というのはスズメ科の鳥。太宰府天満宮でのお祭りで害虫を駆除したことで天神様と縁があるそう。1月24日25日に開催される「鷽(うそ)替え神事」で新しい「うそ」(木彫りの像)と取り換えると、それまでの悪いことが「うそ(嘘)」になるとのことです。なので、幸運を招く鳥とされています。
↓梅の花。後ろに太鼓橋があります。
↓御神牛(ごしんぎゅう)。境内のご案内|亀戸天神社|公式ホームページの7番です。
↓鷽(うそ)の碑。境内のご案内|亀戸天神社|公式ホームページの10番です。下に置かれているのが「うその木彫り」。1月のうそ替え神事は祭り・年中予定|亀戸天神社|公式ホームページにも説明があります。
↓「うそ替え神事」のニュース(TOKYO MX)。3万体、1年がかりで神職が手作りするそうです!?
③藤と菊も有名です!!藤は英語で何と?菊は?
亀戸天神社は、藤wisteriaと菊chrysanthemumでも有名です。
藤は初代の宮司が植えて、また、菊は菅原道真公が梅と共に好きだったとのこと。
通常だと、藤祭りの人出は半端ないです・・・。
↓藤祭りは4月下旬~5月上旬。天神様の花歴|亀戸天神社|公式ホームページ。祭り・年中予定|亀戸天神社|公式ホームページ。
↓菊祭りは10月第4日曜日~11月下旬。天神様の花歴|亀戸天神社|公式ホームページ。祭り・年中予定|亀戸天神社|公式ホームページ。
3.コメント
天神様と梅と牛と鷽(うそ)について、かなり学ぶことが出来ました。
来月は桜についても学んでいきます。
↓カナダ人で福岡県に住むミカエラさんのチャネル「Micaelaミカエラ」。太宰府天満宮の紹介。
↓ミカエラさんの動画はこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓福岡県についてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
4.全国通訳案内士試験問題:菅原道真関連
2018年(平成30年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号30)」で、「福岡県に菅原道真公を祀った神社である太宰府天満宮があること」の理解を問う問題が出ていました。
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号30~32)」で、「菅原道真の建議で遣唐使が廃止されたこと」「多くの天満宮・天神社の神紋になっている花木が梅であること」「全国の天満宮・天神社の総本社が、大宰府天満宮(福岡県)と北野天満宮(京都府)であること」の理解を問う問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号33)」で、「894年に菅原道真の建議で遣唐使が廃止され、その後国風文化が生まれたことを背景に、国風文化の時代の文学作品」を問う問題が出ていました。
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「一般常識(問題番号31)」で、「天満宮、天神様、菅原道真、太宰府天満宮の関係」についての理解が必要な問題が出ていました。
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