聖火リレー20番目は長崎県。長崎県のアンテナショップや訪れたい3つの観光名所のほか、全国通訳案内士の関連試験問題も学びます。
1.きっかけ・情報源
3月25日から聖火リレーが始まりました。7月23日(金)のオリンピック開会式当日まで、121日間で47都道府県を巡るそうです。いい機会なので、47都道府県の名所を一緒に学んでいきたいと思います。
長崎県はなぜか、稲佐山いなさやま(夜景)、グラバー園、大浦天主堂、長崎新地中華街、出島、平和公園、ハウステンボスなどの観光王道コースを一通り訪れたことがあります。その際に、今度はここにも行けたら!と思った雲仙、九十九島を取り上げます。加えて、今は大河ドラマの影響もあり幕末史に関心があるのでグラバー園は再度しっかりと学びたいと思います!(次の県は佐賀県です)
アンテナショップの写真とHPと地図
↓長崎県のアンテナショップ「日本橋長崎館」(東京都中央区)。
↓最寄駅は地下鉄「日本橋」駅すぐ。JR東京駅からも徒歩圏内です。
↓東京都内のアンテナショップ一覧はこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
長崎県の位置と基本情報
↓長崎県の位置。県庁所在地は長崎市。旧地名は肥前(の一部)、壱岐(いき)、対馬(つしま)。藩に関しては、佐賀藩、大村藩、島原藩、平戸藩、福江藩、対馬府中藩(厳原藩)。長崎市は天領(幕府直轄地)。
長崎県庁ホームページ | Nagasaki Prefectural Government
2.学んだこと(訪れたい名所3つと追加情報)
①雲仙温泉(雲仙市)
雲仙は、全国通訳案内士の試験問題を通じて学んだ名所です。
瀬戸内海、霧島と並ぶ日本最古の国立公園(1934年)だったことや、明治時代から外国人にも避暑地summer resort・リゾート地として有名だった、といったことに惹かれました。
長崎と言うと坂道slope・街並み・路面電車tram・夜景のイメージですが、こんな自然もあるとは!?という感じです。
↓コトバンク。国立公園(日本の国立公園も)。
↓雲仙観光ホテルのHP。ホテルの歴史。
②九十九島くじゅうくしま(佐世保市、平戸市)
長崎県は日本で一番島が多いこと(971島)、海岸線coastlineの長さが北海道に次ぐ2位であること、これも全国通訳案内士の試験勉強をしていて驚いたところです。
そして、海、島の景観が素晴らしいと思ったのが、九十九島。
密度が凄いです(実際には208の島があるそうです)。
↓九十九島パールシーリゾートのHP。九十九島の紹介。
③グラバー園(長崎市)
グラバー園は長崎でも特に有名な観光名所。
グラバー園Glover Gardenには、幕末来日した英国スコットランド出身の商人Scottish merchantトーマス・グラバーThomas Gloverの邸宅のほか、ホルト邸やリンガー邸などその他英国人の当時の邸宅があります。
ここから見る長崎港や稲佐山の景色は素晴らしいです。
グラバーと坂本龍馬、長州藩、岩崎弥太郎、五代友厚など幕末・明治初期の歴史上の人物との交流も改めて学んでいきたいです。
↓グラバー園公式HP。
↓コトバンク。グラバー邸。
④その他追加情報
さだまさしさんは長崎県の出身
insearchofjapan.hatenablog.com
3.コメントと参考英語動画
日本三大夜景(函館・神戸・長崎)、日本三大中華街(横浜・神戸・長崎)とよく考えれば、どこも幕末の日米修好通商条約で開かれた港です。この辺りも訪日外国人に長崎を紹介する際の基本ネタになりそうです(この中でも長崎の外国との歴史は圧倒的に長い!)。
また、海外由来の名産・郷土料理も多いです。カステラcastella sponge cakeはポルトガルから伝わったもの(スペインのカスティリャ王国のパンという説明を受けてカステラと呼ぶようになったという説がよく紹介されています)。そのほか、中国由来の長崎ちゃんぽん。チェーン店で有名なリンガーハットの名前は、グラバー園にもあるリンガー邸のリンガーさんから。ハットhutは小さい家を意味しているそうです。
↓日米修好通商条約についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
↓松翁軒のHP。カステラの歴史。
↓コトバンク。カステラ。
↓四海樓のHP。ちゃんぽんの由来。
↓ExpediaのYouTubeチャネル(英語・日本語字幕あり)。
4.全国通訳案内士試験問題:長崎県関連11問
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号18)」で、「眼鏡橋と大浦天主堂が長崎県の橋と観光地であること」の理解が必要な問題がでていました。
↓これが眼鏡橋めがねばしSpectacles Bridgeです。
地理2019-33:長崎県(施設/所在)
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号33)」で、「グラバー園が長崎市内にあること」の理解が必要な問題がでていました。
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号34)」で、「和(日本)・華(中国)・蘭(西洋)グルメである卓袱料理(しっぽくりょうり)が長崎の名物料理であること」の理解が必要な問題がでていました。その他の選択肢は、おばんざい(京都府)、皿鉢料理(高知県)、太平燕(熊本県)。
歴史2019-13:江戸時代、長崎、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号13)」で、「長崎オランダ商館のドイツ人医師シーボルトが長崎郊外に開いたのが鳴滝塾(なるたきじゅく)であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2017-38: 江戸時代、長崎
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号38)」で、「島原の乱と、禁教令や寛永十六年禁令(ポルトガル船の来航禁止など)との時代順」の理解が必要な問題がでていました。
地理2016-35:長崎県(温泉)
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号35)」で、「雲仙温泉の概要や歴史に関して」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2016-35:江戸時代、長崎、人物
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号35)」で、「島原の乱や、オランダ商館が平戸から出島に移されたことなど」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2016-36:江戸時代、長崎、人物
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号36)」で、「オランダ商会の医師であるシーボルトが長崎郊外に開いた塾が鳴滝塾であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2016-37:江戸時代、長崎、大阪、人物
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号37)」で、「長崎でオランダ人医師の下で医学を学び、大坂に適々斎塾(適塾)を開いたのが緒方洪庵であること」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2016-38:江戸時代、長崎、静岡、人物
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号38)」で、「長崎県で生まれた高島秋帆がオランダ流の砲術を学び、その高島秋帆から砲術を伝えられた江川太郎左衛門英龍が静岡県韮山に反射炉を築いたこと」の理解が必要な問題がでていました。
歴史2015-34:室町時代、安土桃山時代、鹿児島、長崎、人物
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号34)」で、「日本初のキリシタン大名である大村純忠(おおむらすみただ)が長崎を教会領としてイエズス会に寄進したこと」の理解が必要な問題がでていました。
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