栃木県日光市にある世界遺産「日光東照宮」。渋沢栄一との関係や陽明門・三猿など見どころを学んでいきます。
1.きっかけ・情報源
昨日のテレビNHK『歴史探偵』のテーマは、「信長・秀吉・家康 神への道」。
静岡県の行きたい名所で「久能山東照宮」で調べていたのと同じ興味深い内容だったので、この機会に「日光東照宮」の見どころについて復習していきたいと思います。渋沢栄一との関係や三猿の英語表現なども学びます。
↓NHK歴史探偵のHP。
今日の写真と地図:渋沢栄一との関係
↓日光東照宮(栃木県日光市)。東照宮の文字を書いたのは元徳川家家臣の渋沢栄一。こんなところでも貢献しているのですね。側面に名前があるらしいです。ちなみに後ろの石鳥居は黒田長政が奉納したもの。
↓栃木県についてはこちらから
insearchofjapan.hatenablog.com
↓渋沢栄一と徳川家の関わりについてはこちらからも。
insearchofjapan.hatenablog.com
2.学んだこと
見どころ①:陽明門(日暮の門)
いつまで眺めていても飽きない(ほど素晴らしい)門。
だから「日暮(ひぐらし)の門」という別名のある陽明門(ようめいもん)。
国宝に指定されています。
↓国宝についてはこちらから。
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↓「陽明門」
・陽明門と北極星との関係
この陽明門の後ろに徳川家康公が祀られている本殿があるのですが、下から見るとこの陽明門の背後にちょうど北極星North Starが見えるらしいのです。
動かない北極星は、昔から宇宙(天)の中心として崇められていたようです。その北極星に照らされている神様が東照大権現(徳川家康公)で、その先の江戸の町を見守っているとされています。
↓日光東照宮は『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルにもなったようです。
insearchofjapan.hatenablog.com
<参考>
↓日光東照宮HP。社殿の概要。
見どころ②:徳川家康公の霊廟
静岡県にある久能山東照宮と日光東照宮を結ぶ直線上には富士山があるそうです!
↓久能山東照宮についてはこちらから。
insearchofjapan.hatenablog.com
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・久能山東照宮と富士山との関係
徳川家康公の遺言willは、「遺体はまず久能山へ。その1年後に日光に。」だったそうです。富士山は当時、不死山とも呼ばれ、不死山を越えることで神様となって日光に、という意味があったとの話でした。
久能山東照宮と日光東照宮を結ぶ直線上に富士山があるのは意味があるのですね。
↓御祭神徳川家康公の霊廟(御墓所)mausoleum。重要文化財です。
<参考>
↓日光東照宮HP。境内案内。
見どころ③:三猿
三猿の彫刻は陽明門よりも有名??かも知れません。
神厩舎というお馬様が生活をする建物にその彫刻はあります。猿は馬を守るそうです。
建物の正面に5つ、右側に3つ、計8つの猿の彫刻は、人の一生を描いています。
正面左から2つ目が三猿。
・三猿は英語で何と?「見ざる聞かざる言わざる」は英語で何と?
三猿は英語でThree Wise Monkeys。
「見ざる聞かざる言わざる」は英語で"See no evil, Hear no evil, Speak no evil"です。
↓重要文化財「神厩舎」の三猿
見どころ④:御遺訓
想像の象や眠り猫などの彫刻、唐門なども有名ですが、徳川家康公の御遺訓testament/preceptが印象に残りました。
音声ガイドを借りると、各建物や彫刻についてそれぞれ30秒から4分程度の説明を聞くことができます。
その中の御遺訓に聞き入ってしまいました。
「いかりは敵とおもへ」「おのれを責て人をせむるな」などなど考えさせられる内容ばかりでした。
↓奥宮(御墓所)に向かう途中にある御遺訓。
・「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。」の続きは?
↓御遺訓についてはこちらにまとめました。徳川家康公と御遺訓と渋沢栄一との関係も記載しています。
insearchofjapan.hatenablog.com
見どころ⑤:天海大僧正
最後に、天海大僧正。
徳川家康公のアドバイザーで、北極星の話も富士山の話も天海大僧正の助言によるものとか。
現在のような豪華絢爛な日光東照宮にした徳川家光公の時にも生きていてゆうに100歳を超えていたそうです。
・実は〇智〇秀ではないかとも言われている?
そして、なんと言ってもこの人物に興味を惹かれるのは、明智光秀説があるからです。
↓天海大僧正像。日光駅から東照宮に入ってくる手前にあります。108歳で大往生!
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3.コメントと参考英語動画
北大路欣也さん演じる!?徳川家康の解説もとても学びになります。
↓外国人向けに日本各地の観光名所を紹介している「japan-guide.com」のチャネル(HP:japan-guide.com - Japan Travel and Living Guide)。6:01~日光東照宮(三猿・陽明門・眠り猫・霊廟など)
4.全国通訳案内士試験問題:日光東照宮関連5問
歴史2019-09:江戸、栃木、寺、人物
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号9)」で、「日光東照宮の建造物(陽明門/日暮の門、神厩舎、三猿、眠り猫、御本社、鳴龍)」に関する理解を問う問題が出ていました。
歴史2019-10:江戸、栃木、寺
2019年(令和元年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号10)」で、「日光東照宮の建造物(御水舎、唐門、五重塔、薬師堂)」に関する理解を問う問題が出ていました。
歴史2017-22:江戸、栃木、神社、人物
2017年(平成29年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号22)」で、「日光東照宮(徳川家康、徳川家光、眠り猫、陽明門/日暮の門)」に関する理解を問う問題が出ていました。
地理2016-13:神社
2016年(平成28年)の全国通訳案内士筆記試験「日本地理(問題番号13)」で、「日光東照宮」に関する理解を問う問題が出ていました。
歴史2015-30:江戸、栃木、神社
2015年(平成27年)の全国通訳案内士筆記試験「日本歴史(問題番号30)」で、「日光東照宮が権現造(ごんげんづくり)で造られていること」に関する理解を問う問題が出ていました。
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